日本歴史地名大系 「鳥ヶ首岬」の解説 鳥ヶ首岬とりがくびみさき 新潟県:西頸城郡名立町名立小泊村鳥ヶ首岬[現在地名]名立町名立小泊 鳥ヶ首西浜では最も日本海に突出した断崖の岬。頸城郡を分割するさい、岬の稜線をもって西頸城郡と中頸城郡(現上越市)の境界線とした。海底は高低があり海上交通の難所で、また古代北陸道の難所でもあった。夷崎(えぞがさき)・江崎鼻(えさきはな)とも記す。「梅花無尽蔵」長享二年(一四八八)一〇月一六日条に「又風雪之中去越府而赴有間河途中有夷崎等嶮難、大半傍海而行也」とある。「日本水路志」に「越中宮埼鼻の約東北東二十八海里にありて、頗る海中に突出し、其近傍多岩なり、其埼端高からざるも隆起して大平山となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報