鳩崎村(読み)はとざきむら

日本歴史地名大系 「鳩崎村」の解説

鳩崎村
はとざきむら

[現在地名]江戸崎町鳩崎

霞ヶ浦に面し、集落高橋たかはし川下流の平地にある。「東寺古文零聚」二に元徳二年(一三三〇)として、「常陸国信太庄内若栗岡御安戸郷等初崎郷」とある初崎郷は鳩崎に比定され、地頭は遠江修理亮で得宗領といわれる。

江戸時代は天領旗本領で、慶長一六年(一六一一)八月二六日の常陸国信太庄鳩崎村御縄打帳(茨城県市町村総覧)によれば、戸数一八、屋敷合せて段別一町四畝五歩、田二三町七段六畝九歩、畑一四町八段八畝一八歩であった。その後、村の東側の新田開発が行われ、元禄郷帳の村高三二二石余が天保郷帳では四三五石余に増加する。幕末は天領二六石余、旗本馬場氏領四二七石余(各村旧高簿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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