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鳳凰丸 ほうおうまる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鳳凰丸
ほうおうまる

幕末期,江戸幕府が海軍力を充実するため,浦賀で建造した画期的な西洋型軍艦。計画と着工は嘉永6 (1853) 年6月のペリー艦隊来航以前であったが,幕府の大船建造禁止令解除と『鳳凰丸』建造の公式発表がペリー来航後なのと,竣工が翌7年5月のために,見かけだけが西洋式の泥縄式建造の悪船というのが定説化している。しかし当時の建造資料によって,本格的な洋式構造と艤装 (ぎそう) をもつ船であったことが明白になった。主要諸元は竜骨長 27.9m,幅 9.1m,深さ 6.45m,推定排水量約 450t,大砲 10門を備えた,3檣 (しょう) バークの堂々たる帆船であった。船体は赤塗り,喫水線下は銅板張りとし,鳳凰の船首像をつけるなど,華麗な船でもあった。『鳳凰丸』と前後して,薩摩藩の『昇平丸』や水戸藩の『旭日丸』が起工されているが,いずれも本格的な西洋型帆船であり,そのため建造期間が長引いて,竣工はかなり遅れている。

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デジタル大辞泉の解説

ほうおう‐まる〔ホウワウ‐〕【××凰丸】

紋所の名。鳳凰を丸く図案化したもの。鳳凰の丸。

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大辞林 第三版の解説

ほうおうまる【鳳凰丸】

家紋・文様の一。鳳凰を円形にかたどったもの。ほうおうのまる。

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