鴨ヶ谷村(読み)かもがやむら

日本歴史地名大系 「鴨ヶ谷村」の解説

鴨ヶ谷村
かもがやむら

[現在地名]作手村鴨谷かもがや

市場いちば村の東北、現作手村中央の盆地の東南端より、鴨ヶ谷川に沿って東に耕地が広がる。慶長七年(一六〇二)より作手藩領、同一五年より幕府領、天和元年(一六八一)より鳥羽藩領、享保一一年(一七二六)より幕府領、安永六年(一七七七)旗本鍋島内匠直賢の知行地となって幕末に至る。慶応元年(一八六五)の助郷免除願書(三州長者平村所収文書)によると、戸口は二五軒・一二四人、馬二匹。村高二四七石余、うち四三石余は甘泉かんせん寺領、六八石余が荒地引となっている。

門前もんぜん白鳥しろとり神社があり、倭建命を祀る。文政一二年(一八二九)の棟札では、八王子・天王・若宮八幡・三社権現も合祀されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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