「古今六帖」には、挙例「古今集」の恋歌のほか、「ももはかきはねかくしきも我がごとくあしたわびしき数はまさらじ」(五・雑思)、「暁のしきのはねかきももはかきかきあつめてぞ詫びしかりける」(六・鳥)の三首を収める。「万葉集」に用例を見ないので、平安初期の恋歌の類型表現かと思われる。これ以降の和歌の用例は、この三首を踏襲して詠まれた。
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...