鴻恩(読み)コウオン

デジタル大辞泉 「鴻恩」の意味・読み・例文・類語

こう‐おん【×鴻恩/洪恩】

大きな恩恵大恩
「十有余年鞠育きくいくの―は」〈菊亭香水・世路日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「鴻恩」の意味・読み・例文・類語

こう‐おん【鴻恩・洪恩】

  1. 〘 名詞 〙 大きなめぐみ。大恩。
    1. [初出の実例]「如特奉鴻恩」(出典:律(718)名例)
    2. 「奉公に忠勤を致せば、官祿に洪恩(コウヲン)あり」(出典:源平盛衰記(14C前)三)
    3. [その他の文献]〔呉越春秋‐勾践入臣外伝〕

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普及版 字通 「鴻恩」の読み・字形・画数・意味

【鴻恩】こうおん

大恩。〔呉越春秋、七、勾践入臣外伝〕蠡(はんれい)~曰く、今罪をて君臣(とも)にる。大王の鴻恩をり、君臣相ひ保つことを得、~入りては除に備はり、出でては趨走に給することを得ば、臣の願ひなりと。~越王地に伏して涕す。

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