鴻池藤一(読み)コウノイケ フジカズ

20世紀日本人名事典 「鴻池藤一」の解説

鴻池 藤一
コウノイケ フジカズ

昭和・平成期の実業家 鴻池組会長



生年
明治45(1912)年1月23日

没年
平成6(1994)年3月9日

出生地
大阪府大阪市

学歴〔年〕
早稲田大学理工学部建築学科〔昭和12年〕卒

主な受賞名〔年〕
紺綬褒章〔昭和27年〕,藍綬褒章〔昭和45年〕,勲二等瑞宝章〔昭和57年〕,勲二等旭日重光章〔平成2年〕

経歴
大学卒業後、大林組で2年間実習を受け、祖父が創業した鴻池組に入る。昭和18年副社長を経て、19年3代目社長に就任。37年から会長を兼任、60年から会長職に専念。鴻池組の近代化に努めた。この間、大阪建設業協会初代会長、47〜53年および61年〜平成2年全国建設業協会会長、63年〜平成5年大阪工業会会長を歴任し、第1次石油ショック後の建設業界不振の際は、公共事業請負代金の物価スライド制を実現させた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鴻池藤一」の解説

鴻池藤一 こうのいけ-ふじかず

1912-1994 昭和-平成時代の経営者
明治45年1月23日生まれ。祖父忠治郎が創業した鴻池組にはいる。昭和19年社長となり,同社の近代化をすすめる。47年全国建設業協会会長となり,第1次石油ショック後の業界不振の回復につとめた。60年会長。平成6年3月9日死去。82歳。大阪出身。早大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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