日本歴史地名大系 「鵜崎村」の解説
鵜崎村
うのさきむら
- 愛媛県:伊予市
- 鵜崎村
慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の浮穴郡の項に「鵜崎村 茅山有」、高四二石七斗九升一合と記す。元文五年(一七四〇)の「大洲秘録」に村の産物は「米・大豆・薪」とあり、天保二年(一八三一)の戸数三〇戸、人口九四人(宮内家文書)である。氏神は砥部の割木に挟んで家の四つ角に立て、豆打ちの大豆を煎っているところへ鬼が入って来たので、庄屋は即座に手に持つ杓子でこれを打ち殺した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報