鶴川遺跡群(読み)つるかわいせきぐん

日本歴史地名大系 「鶴川遺跡群」の解説

鶴川遺跡群
つるかわいせきぐん

[現在地名]町田市鶴川・能ヶ谷町など

昭和三九年(一九六四)から翌四〇年にかけて東西二・一キロ、南北約〇・八キロの範囲に建設された日本住宅公団(現都市基盤整備公団)鶴川団地の造成工事に伴い発掘調査された遺跡群で、約三〇地点からなる。中央に、鶴見つるみ川に注ぐ真光寺しんこうじ川支流により画された奥行約二キロの東西に延びる谷があって、丘陵を南北に分けるが、遺跡はこの両側丘陵部にあった。昭和三八年三月末公団は造成工事を開始、文化財保護委員会(現文化庁)、東京都および町田市教育委員会が工事の中断と発掘調査の必要性を申入れ、急遽調査団が編成され、九ヵ月間にわたって発掘調査。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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