鶴沢蟻鳳(読み)つるざわ ぎほう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴沢蟻鳳」の解説

鶴沢蟻鳳(4代) つるざわ-ぎほう

?-1834 江戸時代後期浄瑠璃(じょうるり)三味線方
初代鶴沢清七の門弟大坂で活躍していたが,江戸にうつり,文政のはじめ4代蟻鳳を襲名する。のち大坂にもどり名声をえる。天保(てんぽう)5年11月17日死去。初名野沢藤吉,のち鶴沢藤吉。前名は鶴沢勝蔵。通称は汐勝。

鶴沢蟻鳳(3代) つるざわ-ぎほう

1771-1854 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
明和8年生まれ。通称は大坂屋小三郎。晩年に竹本播磨太夫(はりまだゆう)(3代)と改名門人に初代花沢伊左衛門がいる。嘉永(かえい)7年10月10日死去。84歳。

鶴沢蟻鳳(初代) つるざわ-ぎほう

?-? 江戸時代中期-後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
義太夫節三味線方の初代鶴沢友次郎の門弟。はじめ大坂で活躍したが,安永7年(1778)江戸にうつり,翌年鶴沢蟻鳳を名のった。前名は鶴沢三二(2代)。

鶴沢蟻鳳(2代) つるざわ-ぎほう

?-? 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
初代鶴沢蟻鳳の門弟。文化5年(1808)ごろ大坂から江戸にうつり2代蟻鳳を襲名した。前名は鶴沢三二(3代)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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