デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴沢蟻鳳」の解説
鶴沢蟻鳳(4代) つるざわ-ぎほう
初代鶴沢清七の門弟。大坂で活躍していたが,江戸にうつり,文政のはじめ4代蟻鳳を襲名する。のち大坂にもどり名声をえる。天保(てんぽう)5年11月17日死去。初名は野沢藤吉,のち鶴沢藤吉。前名は鶴沢勝蔵。通称は汐勝。
鶴沢蟻鳳(3代) つるざわ-ぎほう
明和8年生まれ。通称は大坂屋小三郎。晩年に竹本播磨太夫(はりまだゆう)(3代)と改名。門人に初代花沢伊左衛門がいる。嘉永(かえい)7年10月10日死去。84歳。
鶴沢蟻鳳(初代) つるざわ-ぎほう
義太夫節三味線方の初代鶴沢友次郎の門弟。はじめ大坂で活躍したが,安永7年(1778)江戸にうつり,翌年鶴沢蟻鳳を名のった。前名は鶴沢三二(2代)。
鶴沢蟻鳳(2代) つるざわ-ぎほう
初代鶴沢蟻鳳の門弟。文化5年(1808)ごろ大坂から江戸にうつり2代蟻鳳を襲名した。前名は鶴沢三二(3代)。