鷹の爪(読み)タカノツメ

デジタル大辞泉 「鷹の爪」の意味・読み・例文・類語

たか‐の‐つめ【×鷹の爪】

ウコギ科の落葉小高木。高さ3~5メートル。夏、黄緑色小花をつける。材は軟らかく、経木・箸などにする。いものき。
トウガラシの一品種。実は円筒形で先がとがり、上向きにつく。赤く熟し、辛みが強い。
上等の茶の名。
「立つ客をしばしおさえる―」〈柳多留・一四三〉
[類語]芥子からし唐辛子洋芥子和芥子七味唐辛子マスタードタバスコパプリカ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鷹の爪の言及

【トウガラシ(唐辛子)】より

…その後,系統選抜,交雑育種が行われてきたが,昭和40年代以降,甘味種(ピーマン)の栽培の増加とは逆に,辛味種の栽培面積は減少し,育種もほとんど行われていない。辛味種の代表的な品種は鷹の爪(つめ),栃木三鷹,八房などで,葉トウガラシ用として伏見辛などがある。 世界各地で栽培されているため,トウガラシの品種群(変種)をどのようにまとめるかについては異なった意見がある。…

※「鷹の爪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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