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七味唐辛子 しちみとうがらし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

七味唐辛子
しちみとうがらし

香辛料の一種。唐辛子山椒陳皮アサケシの実,シソの実,青海苔,ごまなどのうちから 7種を混ぜ合わせた,日本独特のもの。麺類その他の薬味として用いられ,唐辛子の混合割合によって大辛,中辛小辛がある。

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百科事典マイペディアの解説

七味唐辛子【しちみとうがらし】

七色(なないろ)唐辛子とも。赤トウガラシ粉にサンショウ,アサの実,ケシの実,ゴマ,陳皮(ミカンの皮),ナタネ等を混ぜ合わせたもの。ドジョウ汁,鯉こくの吸い口,麺類の薬味等に使用される。
→関連項目薬味

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世界大百科事典 第2版の解説

しちみとうがらし【七味唐辛子】

トウガラシ粉にゴマ,陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮),ケシの実,アサの実,粉サンショウなどを加えた混合香辛料。京坂で七味唐辛子,江戸で七色(なないろ)唐辛子と呼んだ。トウガラシ粉の配合率によって大辛(おおがら),中辛(ちゆうがら),小辛(こがら)などと呼び,そば,うどんの薬味,コイこく,ドジョウ汁の吸口などに用いる。江戸で七色唐辛子が始まったのは,石塚豊芥子(ほうかいし)が《近世商賈尽狂歌合》(1852)で考証しているように安永(1772‐81),天明(1781‐89)のことと思われ,6尺ほどもある大きな張子のトウガラシをかついだ七色唐辛子売が人気を呼んだ。

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大辞林 第三版の解説

しちみとうがらし【七味唐辛子】

香辛料の一。唐辛子・胡麻・陳皮ちんぴ・罌粟けし・菜種・麻の実・山椒さんしようなどを砕いて混ぜたもの。七味。七色なないろ唐辛子。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

七味唐辛子
しちみとうがらし

トウガラシ(唐辛子)、サンショウ(山椒)の実、アサ(麻)の実、ケシ(芥子)の実、陳皮(ちんぴ)、ゴマ(胡麻)、シソ(紫蘇)の実または青海苔(のり)を混ぜて粉にした日本独特の混合香辛料。麺(めん)類の薬味として、また鍋(なべ)料理、汁物、漬物にも用いられ、味覚を刺激し食欲を増す効果がある。東京を中心とする関東では七色(なないろ)唐辛子といい、関西では「七味蕃椒」と書いて「しちみとうがらし」とよんだりする。辛味の中心となる唐辛子の配合量により、大辛(おおから)、中辛(ちゅうから)、小辛(しょうから)と分けられる。江戸時代の初期、寛永(かんえい)(1624~44)のころ、江戸・両国(りょうごく)の橋のたもと、薬研堀(やげんぼり)の辛子屋徳右衛門(とくえもん)が、生唐辛子、焼き唐辛子を主材料に、6種の薬味を加えて「七色唐辛子」の名で売り出したのが最初といわれている。当時の七色には、ニッケイ(肉桂)およびカシアやホオズキ(酸漿)が混ぜられたこともあるという。現在も徳右衛門の店の8代目が浅草にあって老舗(しにせ)を誇り、関西では京都・清水坂(きよみずざか)の七味屋が古くから知られている。[齋藤 浩]

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