山川 日本史小辞典 改訂新版 「鷹巣帖」の解説
鷹巣帖
たかのすじょう
「鷹手本」とも。尊円(そんえん)入道親王の自作自詠による秀句と和歌を,漢字・仮名で書いた手本。その書は,漢字は楷書・行書・草書の3体で書かれ,字形は整斉で用筆は温雅である。仮名の字形もよく整い,線質も温雅で散書(ちらしがき)する。1349年(貞和5・正平4)親王52歳のときの書。縦31cm,長さ約4.88m。西本願寺蔵。重文。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報