用筆(読み)ヨウヒツ

精選版 日本国語大辞典 「用筆」の意味・読み・例文・類語

よう‐ひつ【用筆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 筆を使用すること。また、その方法。運筆。
    1. [初出の実例]「顔真卿が書論にも、用筆の意は紙背に透き通さん事を求むべしとも申置候」(出典:随筆・玉洲画趣(1790))
    2. [その他の文献]〔春渚紀聞〕
  3. 使用する筆。ある用途のための筆。また、ある人専用の筆。
    1. [初出の実例]「名誉の筆屋に、純羊毛の水筆を誂らへ、海峯用筆(ヨウヒツ)とまで彫らせて」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉二)

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普及版 字通 「用筆」の読み・字形・画数・意味

【用筆】ようひつ

筆法。〔図画見聞誌、一〕(用筆の得失を論ず)そ畫の氣は、游心に本づき、(采)は用筆に生ず。用筆のきこと、斷じてるべし。

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