鸚鵡の杯(読み)オウムノサカズキ

デジタル大辞泉 「鸚鵡の杯」の意味・読み・例文・類語

おうむ‐の‐さかずき〔アウム‐さかづき〕【××鵡の杯】

鸚鵡貝阿古屋あこやなど真珠光沢のある美しい貝でつくった杯。曲水の宴などで用いられる。おうむはい。

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精選版 日本国語大辞典 「鸚鵡の杯」の意味・読み・例文・類語

おうむ【鸚鵡】 の 杯(さかずき)

  1. 鸚鵡貝、青貝阿古屋貝など真珠光沢のある貝殻で造った杯。また、鸚鵡貝の形に似せた杯。曲水の宴などに用いられる。鸚盞(おうさん)。おうむ。おうむのつき。おうむさかずき。おうむはい。
    1. [初出の実例]「翠羽簾前鸚鵡盞、紅花帳下鳳凰琴」(出典:本朝麗藻(1010か)下・斎院相公忌日令修諷誦〈藤原伊周〉)

おうむ【鸚鵡】 の 杯(つき)

  1. おうむ(鸚鵡)の杯(さかずき)
    1. [初出の実例]「桃の花うかぶ心に待ちぞ見るあふむのつきの石にさはるを」(出典:広本拾玉集(1346)三)

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