鹿の苑(読み)シカノソノ

デジタル大辞泉 「鹿の苑」の意味・読み・例文・類語

しか‐の‐その【鹿の×苑】

鹿野苑ろくやおん」を訓読みにした語。
「聞きそめし―にはことかへて色色になる四方よものもみぢ葉」〈長秋詠藻・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「鹿の苑」の意味・読み・例文・類語

しか【鹿】 の 苑(その)

  1. ( 「鹿野苑(ろくやおん)」を和語的に表現した語 ) インド北部、バラナシ北郊の地で、釈迦が悟りを開いた後、はじめて仏法を説いた所。しかのそのう。
    1. [初出の実例]「耳近く鹿のそのにてとく法にかつかつ仮りの世をば出でにき〈崇徳院〉」(出典:続詞花和歌集(1165頃)釈教)

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