鹿威(読み)ししおどし

精選版 日本国語大辞典 「鹿威」の意味・読み・例文・類語

しし‐おどし【鹿威】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 田畑を荒らしにくる鳥や獣を追いはらうための装置。かかし、添水(そうず)、鳴子、威し銃などがある。しかおどし。ししかえし。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「なるこ〈略〉そうづは添水と云。水辺にしかけて、水の力を添て音を出す鹿おどし也」(出典:俳諧・増山の井(1663)八月)
  3. ② 庭園施設の一つ。節止めにした太めの竹筒を中ほどでささえて回転するようにし、水を受ける部分を斜めに切ったもの。水がたまると、重心が前にきて竹筒が傾き、中の水が吐かれて勢いよくもどった時に、竹筒の尻が後ろの石の頭に当たってこころよい音を発する。本来は庭にしのびこむ鹿やいのししを追い出すためのものであったが、現在ではもっぱら風流のためのものとなる。添水(そうず)。しかおどし。

しか‐おどし【鹿威】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① =ししおどし(鹿威)①
    1. [初出の実例]「あらけなき男四五人、竹のとがり鑓・鹿(シカ)おどしの弓・山拐(やまおうこ)ふり上て」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)四)
  3. ② =ししおどし(鹿威)②

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

晩秋から初冬にかけて現れる穏やかな暖かい晴天。小春とは旧暦 10月のことで,太陽歴では 11月から 12月上旬にあたる。厳しい冬を前に現れる温和な天気を喜んだことばで,アメリカ大陸やヨーロッパにも冬を...

小春日和の用語解説を読む