鹿島天足和気神社(読み)かしまあまたるわけじんじや

日本歴史地名大系 「鹿島天足和気神社」の解説

鹿島天足和気神社
かしまあまたるわけじんじや

[現在地名]亘理町逢隈鹿島 宮前

逢隈鹿島おうくまかしまの西方山麓字宮前みやのまえにある。祭神は社伝によると中央に武甕槌神、左に稜威雄走神、右に猿田彦神を祀るとする。旧郷社。「延喜式」神名帳曰理わたり郡四座のうちに「鹿嶋天足和気カシマアマノタリワケノ神社」とある社の論社。ほかに黒川郡富谷とみや大亀おおがめにも同名社がある。康和五年(一一〇三)六月一〇日の神祇官奏(朝野群載)に「鹿島天足別神」とあり、御体御卜に穢あることによって社司に中祓を科すべき神々に列している。社伝によるともとは神宮寺の三門じんぐうじのみつもん山にあったが、天慶四年(九四一)当地のかしのき山に移り、貞享三年(一六八六)亘理伊達氏によって現在地に移されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む