イネ科ライムギSecale cerealeの穂に寄生する麦角菌Claviceps purpureaの菌核を麦角とよび,それに含まれる一群のアルカロイドを麦角アルカロイドとよぶ.ほとんどのものが,リセルグ酸,あるいはアミド位立体異性体であるイソリセルグ酸と,種々のアミン類,あるいはペプチドがアミド結合した構造をもっており,それぞれ一対の立体異性体が存在する.
一般に,(+)-リセルグ酸誘導体のほうが,有機溶媒に溶けやすく,生理作用がより強い.子宮緊縮,分娩促進,分娩時の止血に用いられる.次のような対が知られている(( )内は異性体).エルゴタミン(エルゴタミニン),エルゴシン(エルゴシニン),エルゴクリスチン(エルゴクリスチニン),エルゴメトリン(エルゴメトリニン),エルゴコルニン(エルゴコルニニン),エルゴクリプチン(エルゴクリプチニン)など.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…レセルピンは血圧降下作用,静穏作用を有し,中枢神経系や交感神経末端の化学伝達物質を枯渇させることがその作用機序とされる。(4)麦角アルカロイド ライムギの穂に寄生する菌に含まれるアルカロイドで,エルゴタミン,エルゴメトリンなど。これらは子宮収縮・止血作用等を有し,陣痛促進薬として用いられる。…
…しかし,それらは,激しい作用のために有害で危険なものか,またはほとんど効果がないかのいずれかであった。キニーネ,麦角アルカロイドなども用いられた。子宮収縮薬のほか,下剤で腸運動を亢進して反射的に子宮を収縮させ堕胎をおこす方法もとられたが,副作用がつよく母体にとって危険をともなった。…
※「麦角アルカロイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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