麻工業(読み)あさこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「麻工業」の意味・わかりやすい解説

麻工業
あさこうぎょう

麻糸およびその織物を製造する工業。原料の相違で生産の業態,流通,消費先などが異なる。アマ (亜麻) ,カラムシ (苧麻) は和・洋服地中心の衣料品に,ジュート (黄麻) は包装用粗布など産業用資材向けとして用いられる。日本では 1884年創立の近江麻絲紡織が亜麻織を工業化して以来,麻工業の近代的生産が始った。第2次世界大戦中は軍需用に重視されたが,戦後は合成繊維に押され,ようやく合成繊維との交織に活路を開き,また,近年は建材,化粧品,食品などの産業用資材としての売上が拡大している。 1991年の麻の原料輸入量はアマ1万 6867t,カラムシ 7112t,ジュート 5749tで,麻糸の生産量は亜麻糸 954t,苧麻糸 2976t,黄麻糸 2729t。

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