日本歴史地名大系 「麻布市兵衛町」の解説 麻布市兵衛町あざぶいちべえちよう 東京都:港区旧麻布区地区麻布市兵衛町[現在地名]港区六本木(ろつぽんぎ)一丁目・同三丁目麻布今井寺(あざぶいまいてら)町の南にある年貢町屋。麻布台地の北東斜面の頂部に近く、東は小普請組伊藤邸、南は大番組山口邸・書院番組日根野邸など、西は高家畠山邸・麻布不動院(あざぶふどういん)門前など、北は常陸下館藩石川家中屋敷・二ノ丸留守居太田邸・善学(ぜんがく)寺。北横町飛地は北と東が石川家中屋敷、西が善学寺・円林(えんりん)寺など。慶長一九年(一六一四)には畑地で集落は今井村のうちとされ、台地部分にあったため今井台町といった。寛文一二年(一六七二)今井谷町の名主百姓とともに今井本村の名主百姓と帰属について紛争を起こした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by