黍団子(読み)キビダンゴ

精選版 日本国語大辞典 「黍団子」の意味・読み・例文・類語

きび‐だんご【黍団子・吉備団子】

  1. 〘 名詞 〙 黍の粉でつくった、だんご。岡山の名物として知られる。
    1. [初出の実例]「三郎兵衛きひたんこ一器・いも一器〈略〉持来候」(出典:山科家礼記‐長享二年(1488)三月一九日)

きみ‐だんご【黍団子】

  1. 〘 名詞 〙きびだんご(黍団子)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「『日本一のきみだんご』『壱つ下さい。おとも申そふ』」(出典:咄本・寿々葉羅井(1779)桃太郎)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android