黒富士火山(読み)くろふじかざん

最新 地学事典 「黒富士火山」の解説

くろふじかざん
黒富士火山

Kurofuji volcano

山梨県北西部の茅ヶ岳(標高1,704m),黒富士などの山稜をもつ更新世前~中期複成火山。基盤は四万十累層群,中新世の花崗岩および鮮新世の火山岩類。噴出物は3群に分けられ,量的にその大部分を占めるのは1)黒富士火砕流堆積物(32.5km3)で,現在の黒富士北西付近から5期にわたり噴出した角閃石輝石デイサイトの石質火砕流および軽石流。2)黒富士溶岩円頂丘・岩脈群は同地域を中心に1)を貫く同質の放射状岩脈群と12以上の溶岩円頂丘群。3)茅ヶ岳成層火山体は黒富士火山の西斜面にのる小成層火山(1.6km3)で,主に輝石安山岩の溶岩と火砕岩互層。K-Ar年代値(全岩)は1)の最初期で約1.0Ma, 2)で約0.5Ma, 3)で約0.2Ma。3)と黒富士火山本体の間の侵食不整合および異なる火道位置と合わせて,3)を黒富士火山とは独立の小火山とみることも可能。参考文献三村弘二ほか(1994) 岩鉱,89巻

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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