黒沼健(読み)クロヌマ ケン

20世紀日本人名事典 「黒沼健」の解説

黒沼 健
クロヌマ ケン

昭和期の翻訳家,小説家



生年
明治35(1902)年5月1日

没年
昭和60(1985)年7月5日

出生地
神奈川県横浜市

本名
左右田 道雄(ソウダ ミチオ)

学歴〔年〕
東京帝大法学部独法科〔昭和3年〕卒

経歴
昭和6年より探偵小説の翻訳に従事。また創作も手がけ、雑誌「新青年」を中心に推理小説を執筆。戦後は海外の怪奇物語、探険記などの翻訳、紹介などに活躍。東宝映画「ラドン」の原作者。日本文芸家協会会員、児童文芸家協会会員。著書に「謎と怪奇物語」「秘境物語」など、訳書にコニントン「九つの鍵」、ドロシー・セイヤーズ「大学祭の夜」、コーネルウールリッチ黒衣の天使」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒沼健」の解説

黒沼健 くろぬま-けん

1902-1985 昭和時代の翻訳家,小説家。
明治35年5月1日生まれ。昭和7年推理小説「宰相」を「新青年」に発表。翻訳も手がけアイリッシュ「幻の女」,ブレイク「野獣死すべし」など多数の訳書がある。戦後は海外の秘境や怪奇物語を「謎と怪奇物語」「古代大陸物語」などで紹介した。昭和60年7月5日死去。83歳。神奈川県出身。東京帝大卒。本名は左右田(そうだ)道雄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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