黒田せり(読み)くろだせり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「黒田せり」の解説

黒田せり[葉茎菜類]
くろだせり

中国地方、島根県の地域ブランド。
主に松江市黒田町で生産されている。同地は沼地で、野生セリが多数生えていた。江戸時代、5代松江藩主・松平宜維が有用植物生産を奨励野生種せり改良されて、黒田せりが誕生した。品種改良農具の改良により収穫作業の困難さが減少し、明治以降は栽培・食用ともに普及した。シャキシャキとした歯触りと香りが特徴。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「黒田せり」の解説

黒田せり

島根県松江市で生産されるセリ。アクが少なく香りがよい。藩政時代から栽培が続くといわれ、名称産地の江戸時代の旧地名(黒田村)に由来する。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android