黒田せり(読み)くろだせり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「黒田せり」の解説

黒田せり[葉茎菜類]
くろだせり

中国地方、島根県の地域ブランド。
主に松江市黒田町で生産されている。同地は沼地で、野生セリが多数生えていた。江戸時代、5代松江藩主・松平宜維が有用植物生産を奨励野生種せり改良されて、黒田せりが誕生した。品種改良農具の改良により収穫作業の困難さが減少し、明治以降は栽培・食用ともに普及した。シャキシャキとした歯触りと香りが特徴。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「黒田せり」の解説

黒田せり

島根県松江市で生産されるセリ。アクが少なく香りがよい。藩政時代から栽培が続くといわれ、名称産地の江戸時代の旧地名(黒田村)に由来する。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む