デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田稲皐」の解説 黒田稲皐 くろだ-とうこう 1787-1846 江戸時代後期の武士,画家。天明7年生まれ。因幡(いなば)鳥取藩士。武芸に長じ,鳥取新田藩(東館(ひがしだて))藩主池田仲雅の近習となる。藩絵師土方稲嶺(ひじかた-とうれい)に写生画法をまなび,鯉の絵にすぐれた。弘化(こうか)3年11月6日死去。60歳。本姓は林。名は文祥。通称は六之丞。別号に稲葉。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「黒田稲皐」の解説 黒田稲皐 没年:弘化3.11.6(1846.12.23) 生年:天明7(1787) 江戸後期の武士で画家。鳥取藩士林源三郎の弟。名は文祥。通称六之丞。黒田家の養子になり,藩主池田仲雅の近侍となる。武芸に長ず。藩の絵師土方稲嶺に写生画風の画を学び,稲皐と号す。鯉の図を得意とし,「群鯉図屏風」(東京芸大蔵)がある。 (武田光一) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報