黒田綱彦(読み)クロダ ツナヒコ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「黒田綱彦」の解説

黒田 綱彦
クロダ ツナヒコ


肩書
衆院議員,第十七銀行頭取

生年月日
嘉永3年(1850年)

出生地
備前国岡山(岡山県)

経歴
はじめ兵学館に入り、廃藩後元老院権中書記となる。明治19年内務省参事官、ついで内務省図書局長を経て、25年衆院議員となる。日清戦争に際し、日本赤十字社救護班理事として中国に渡った。37年福岡第十七銀行頭取に就任著書に「仏国法律要略」(全2巻)、「仏国森林法」など。

没年月日
大正2年5月14日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「黒田綱彦」の解説

黒田 綱彦
クロダ ツナヒコ

明治期の法律学者,政治家 衆院議員;第十七銀行頭取。



生年
嘉永3年(1850年)

没年
大正2(1913)年5月14日

出生地
備前国岡山(岡山県)

経歴
はじめ兵学館に入り、廃藩後元老院権中書記となる。明治19年内務省参事官、ついで内務省図書局長を経て、25年衆院議員となる。日清戦争に際し、日本赤十字社救護班理事として中国に渡った。37年福岡第十七銀行頭取に就任。著書に「仏国法律要略」(全2巻)、「仏国森林法」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田綱彦」の解説

黒田綱彦 くろだ-つなひこ

1850-1913 明治時代官僚,政治家。
嘉永(かえい)3年1月生まれ。内務省の参事官,図書局長などをへて,明治25年衆議院議員。37年福岡の十七銀行頭取となった。大正2年5月14日死去。64歳。備前(岡山県)出身著作に「仏国法律要略」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の黒田綱彦の言及

【旧民法】より

… 旧民法の編纂事業は,江藤新平によって指導された1870年の民法会議以来の民法編纂事業の流れをくむものであり,80年に元老院内に設置された民法編纂局によって本格的に開始され,条約改正事業との関係で一時外務省の管轄とされたが,最終的には司法省の手によって草案の完成をみた。この草案は,フランス民法典を模範とし,財産法(財産編・財産取得編(前半部分)・債権担保編・証拠編)の部分はG.E.ボアソナードが,家族法(人事編・財産取得編(後半部分=相続,贈与および遺贈,夫婦財産契約))の部分は,熊野敏三・磯部四郎・黒田綱彦・光妙寺三郎ら日本人が起草にあたった。家族法の第一草案は,全国の地方長官および司法官に回布されて意見を求められ,それにもとづいて修正された。…

※「黒田綱彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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