黒眼銀河(読み)こくがんぎんが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「黒眼銀河」の意味・わかりやすい解説

黒眼銀河
こくがんぎんが

かみのけ座にある渦状銀河。「くろめぎんが」とも読む。カタログ番号はM64、NGC4826。かみのけ座のα(アルファ)星付近にあり、肉眼では見にくいが口径30センチメートル程度の望遠鏡で観測すると、銀河を斜め上から見るかたちで、渦巻の構造がわかる。本体はかなり閉じた渦巻の形状で、手前の腕にダークレーンとよばれる星の生成領域である分子雲があり、これが黒目のように見えるので黒眼銀河とよばれる。最近の研究から外縁部のガスは伴銀河(重力的に結びついて互いに回転している銀河の組の大きいほうを親銀河、小さいほうを伴銀河とよぶ)と衝突して形成されたらしいことがわかってきた。りょうけん座Ⅰ銀河群を形成している。地球からの距離は約1730万光年。実視等級は9.4等、視直径は9分×5分程度。5月上旬の午後9時ごろに真上の空に見える。

[編集部 2023年2月16日]


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