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黒衣の宰相(読み)コクイノサイショウ

大辞林 第三版の解説

こくえのさいしょう【黒衣の宰相】

僧でありながら主君を補佐し政治に関与するもの。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の黒衣の宰相の言及

【以心崇伝】より

…翌年の紫衣(しえ)事件では沢庵らの厳罰を主張。後世に〈黒衣の宰相〉と呼ばれ策謀家と受けとられがちであるが,実態は五山僧としての内外古典の学殖によって家康の側近に登用された実務家である。室町幕府においても外交文書の起草は五山僧の仕事であったし,文字によって伝えられた故実・伝統にのっとりながら政権の基礎を固めようとしていた家康にとって,その意図を法制に表現するには崇伝の才能は不可欠だった。…

【黒幕】より

…伝統的君主制における国王の側近による政治はその例であり,また18世紀イギリスでE.バークが指摘した〈国民的基盤に立つ政府に代わる密室と裏階段の私党〉,アメリカのジャクソン大統領が正式な閣僚よりも彼の私的な仲間によって政治を行ったのを反対派が批判して呼んだキチン・キャビネットも黒幕的存在といえよう。日本では江戸幕府創設期の密事にかかわった以心崇伝(金地院崇伝)や天海のような〈黒衣の宰相〉と呼ばれた僧侶はその例である。比較的最近の例では占領下の日本政府を動かしたGHQも黒幕的役割を果たした。…

【満済】より

…万事に峻厳であった将軍義教の治世には,その不快をこうむって蟄居する公家,武士が少なくなかっただけに,満済に対する諸人の期待は大きかった。〈黒衣の宰相〉といわれるゆえんであるが,政治に関与しても私利を追わず私党を作らず,冷静でありながら人情に厚い彼の姿勢は,後崇光院の〈天下の義者〉(《看聞日記》)という評言に最もよく表されている。また彼の記した《満済准后日記》は当時を知るための重要な史料である。…

※「黒衣の宰相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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