黒髪神社(読み)くろかみじんじや

日本歴史地名大系 「黒髪神社」の解説

黒髪神社
くろかみじんじや

[現在地名]山内町大字宮野

黒髪山の東麓に本宮があり、同山の東面した八合目の洞窟内に上宮、中腹に中宮跡がある。創祀の年代は不明だが祭神は伊弉冉尊・速玉男命・事解男命。旧県社。

「黒髪山本紀」によれば、崇神天皇の一六年、三所権現の名称を賜ったという(山内町史)

建保三年(一二一五)一〇月二日の将軍家政所下文案(武雄神社文書)に「肥前 武雄・黒髪両社住人」とある。この文書には長島御家人の証判があり、同年一〇月九日付の大宰府守護所牒もあり、これには「武藤資頼」の花押がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む