黙照(読み)もくしょう

精選版 日本国語大辞典 「黙照」の意味・読み・例文・類語

もく‐しょう‥セウ【黙照】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。黙々と坐禅するさまを形容したことば。もとは、南宋初め宏智正覚(わんししょうがく)の禅風に対して、禅の活きたはたらきを欠くものとして大慧宗杲(だいえしゅうこう)が用いた貶称であったが、宏智正覚はこの語を逆用して禅の正統を表わすものとし、「定慧円明」(禅定智慧とがともにそなわり、円かで明らかなこと)の意に解した。
    1. [初出の実例]「大恵禅師の黙照(モクショウ)邪禅と呵し」(出典雑談集(1305)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む