鼻鏡(読み)ビキョウ

デジタル大辞泉 「鼻鏡」の意味・読み・例文・類語

び‐きょう〔‐キヤウ〕【鼻鏡】

鼻腔内を検査するために用いる、鏡や金属板に柄のついた医療器具。

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精選版 日本国語大辞典 「鼻鏡」の意味・読み・例文・類語

び‐きょう‥キャウ【鼻鏡】

  1. 〘 名詞 〙 鼻腔内の検査の時に用いる鏡のついた医療器具。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鼻鏡」の意味・わかりやすい解説

鼻鏡
びきょう

(1) nasal speculum 外鼻孔に挿入し,これを開いて鼻孔内部を見るための医療器具。2枚の小さい金属板とそれを保持する柄からできている。
(2) rhinarium 哺乳類うち食肉類偶蹄類キツネザルアイアイなどの霊長類では,鼻孔の周囲には毛がなく,細い溝が複雑に走っている。嗅覚に関与するこの部分は粘液で湿っており光って見えるため鼻鏡と呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内の鼻鏡の言及

【内視鏡】より


[内視鏡の構造]
 目的とする部位により異なった構造の器具が用いられる。体の表面に近い鼻,耳,のど,肛門,腟の内腔を見るためには,それぞれ鼻鏡nosal speculum,耳鏡ear speculum,喉頭鏡laryngoscope,肛門鏡anoscope,腟鏡speculaが用いられる。これらは内腔を広げるための管やへら状のもの,あるいは柄のついた小さい鏡である。…

【鼻】より

…それらの機能はほとんど知られていない。 哺乳類の鼻の外的部分つまり外鼻に関しては,いわゆる鼻鏡の発達が特徴的である。これは外鼻孔の周囲のふつう無毛で触覚の発達した部分で,ほとんどの種類にみられるが,霊長類ではふつう明らかでない。…

※「鼻鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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