なある

精選版 日本国語大辞典 「なある」の意味・読み・例文・類語

なあ・る

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 「なはる」の変化した語。敬語補助動詞として用いる。
    1. [初出の実例]「今江戸から帰(けへり)なあったから、茶づけをくって居なせへす」(出典洒落本美地蛎殻(1779))

なあるの補助注記

さらに「なる」に変化したものがある。


なある

  1. 〘 感動詞 〙 ( 「なあるほど(成程)」の略 ) 感心した時などに発することば。なる。
    1. [初出の実例]「ふところより、〈略〉めがねをいだし、成程(ナアル)フム」(出典:滑稽本八笑人(1820‐49)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android