オオブタクサ(大豚草)(読み)オオブタクサ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オオブタクサ(大豚草)」の意味・わかりやすい解説

オオブタクサ(大豚草)
オオブタクサ
Ambrosia trifida; buffalo weed; great ragweed

キク科一年草クワモドキともいう。北アメリカ原産で,1952年清水港で初めて確認されたが,その後日本各地に帰化し,現在では市街地空地河岸などにしばしばみられる。茎は直立して大きくなり,高さ 3mほどになる。原産地では 6mにも達するという。葉は長い柄があって対生し,掌状に3~5裂して長さ 20~30cmになる。花は夏から秋に開き,雌雄同株であるが,雄性の頭状花は枝先に多数集って細長い穂をつくり,雌性の頭状花はその下方に数個つく。同属ブタクサ (豚草)とともに花粉症の原因となる植物の一つである。

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百科事典マイペディア 「オオブタクサ(大豚草)」の意味・わかりやすい解説

オオブタクサ

ブタクサ

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世界大百科事典(旧版)内のオオブタクサ(大豚草)の言及

【ブタクサ】より

…和名は英名hogweedの訳語。 同じく北アメリカ原産の帰化植物であるクワモドキA.trifida L.は茎が高さ3mに達し,別名をオオブタクサという。ブタクサ同様花粉症をひき起こす。…

※「オオブタクサ(大豚草)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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