オーストラリアのゴンドワナ雨林(読み)オーストラリアのゴンドワナうりん

世界遺産詳解 の解説

オーストラリアのゴンドワナうりん【オーストラリアのゴンドワナ雨林】

1986年に登録、1994年に登録内容が変更され、2007年に現在名に名称変更されたオーストラリアの世界遺産(自然遺産)。ニュー・サウス・ウェールズ州にある21の国立公園と地域、及びクイーンズランド州の20の国立公園と地域からなる。2つの州にまたがる面積3700km2のこの地域には、温暖帯雨林、亜熱帯雨林、亜高山帯樹木が見られるほかコアラや、絶滅が危惧されるミドリニシキヘビ、クサビオヒメインコ、フクロギツネなどの動物の生息地でもある。このような、気候帯の異なる壮大な樹林と、稀少な動物の生息地であることが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はGondwana Rainforests of Australia

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android