日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
モット(John R. Mott)
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John R. Mott
(1865―1955)
アメリカが生んだYMCA運動と世界教会運動の世界的指導者。ニューヨークに生まれる。コーネル大学在学中にD・L・ムーディの感化でYMCAに入り、とくに大学生間のキリスト教伝道を組織、推進し、日本にも10回もきて指導した。キリスト教諸運動の世界的な一致協力のために努力し、世界YMCA、世界学生キリスト教連盟、国際宣教協議会、世界教会協議会などの結成に先駆的な役割を果たし、それぞれの会長を歴任した。1946年に同じくアメリカの社会改革者ボルチとともにノーベル平和賞を受けた。
[古屋安雄 2018年1月19日]
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