ノーベル平和賞

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ノーベル平和賞

国際紛争の調停、軍縮、人権など世界平和の実現に貢献した個人と団体に授与されてきた。1901年の設立から昨年までに、97人と20の団体が受賞スウェーデン人のノーベルが遺言で、平和賞はノルウェー議会が選ぶ委員会が授与すると定めたことから、平和賞の発表や授賞式もノルウェーのオスロで行われる。

(2010-10-09 朝日新聞 夕刊 1総合)

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デジタル大辞泉の解説

ノーベル‐へいわしょう〔‐ヘイワシヤウ〕【ノーベル平和賞】

ノーベル賞の部門の一。国際平和、人命・人権擁護、環境保護などについて功績のあった人または団体に贈られる賞。1901年の第1回受賞者はデュナンパシー。→ノーベル賞

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百科事典マイペディアの解説

ノーベル平和賞【ノーベルへいわしょう】

ノーベル賞の一つ。ノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルは,他の科学三賞と経済賞とは異なり,授与主体をスウェーデンではなくノルウェーに託した。したがって,選考はノルウェー・ノーベル委員会が行い,授与式もオスロ市庁舎で開催される。ノーベルの遺言の趣旨は平和への貢献にあるが,平和の概念自体が幅広くかつ歴史的,政治的に変化せざるを得ないため,ノーベル平和賞は,しばしば国際政治や外交問題の論争点にもなってきた。今日ではさらに,人権擁護,民主化運動,民族独立運動から環境保全まで,賞の対象とする分野は大幅に拡大しているため,政治的迫害を受けているか,受賞を機にさらに迫害が強まる可能性すら考慮に入れざるを得ない場合がある(1991年のアウンサン・スーチー,2010年の劉暁波)。また特定の国内政治状況に,受賞を機に国際世論が介入することになる可能性もあり,受賞は常に国際的な議論を呼んでいる。2011年は,エレン・サーリーフ(リベリア大統領),リーマー・ボウィー,タワック・カルマンの三人の女性が受賞,話題となった。2012年は,EU(ヨーロッパ連合)が受賞。欧州の和解と平和への貢献が受賞理由だが,ユーロ危機,欧州債務問題が深刻化するなか,受賞は政治的に過ぎるという批判も出された。2013年は,OPCW(化学兵器禁止機関)が受賞。これまでにも赤十字国際委員会(1944年),国連難民高等弁務官事務所(1954年,1981年),国境なき医師団(1999年)など,国際機関や組織の受賞もある。2014年は女性が教育を受ける権利を訴え続けた17歳のマララ・ユスフザイ(パキスタン),子供の権利の活動家カイラシュ・サティーアーティ(インド)が受賞。
→関連項目OPCW中華人民共和国

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