モデナの大聖堂、トッレ-チヴィカ及びグランデ広場(読み)モデナのだいせいどう、トッレチヴィカおよびグランデひろば

世界遺産詳解 の解説

モデナのだいせいどう、トッレチヴィカおよびグランデひろば【モデナの大聖堂、トッレ-チヴィカ及びグランデ広場】

1997年に登録されたイタリアの世界遺産(文化遺産)で、同国北部、エミリア・ロマーニャ州モデナ県の県都に位置する。モデナの大聖堂(サン・ジミニャーノ大聖堂)は旧市街の中心部にあり、4世紀のモデナの司教サン・ジミニャーノを称え、12世紀に建造されたロマネスク様式の傑作である。大聖堂の隣にそびえるトッレ・チヴィカは、高さ88mの白大理石鐘楼ロマネスクゴシック様式を併せ持つ鐘楼は、風向計にギルランダ(花冠)があるので「ギルランディーナ(小さな花冠)」の愛称で呼ばれる。重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録された。◇英名はCathedral, Torre Civica and Piazza Grande, Modena。トッレ・チヴィカは「市民の塔」の意。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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