コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

風向計 ふうこうけいanemoscope; wind vane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

風向計
ふうこうけい
anemoscope; wind vane

風向を測定する器械。1950年以前は風信器といった。矢羽根を使ってその位置を機械的に自記させるもの,矢羽根の位置の変化を電気抵抗の変化に変えて記録電流計で自記させるもの,風向角に従って等間隔に接点をつけておき,その接点の開閉によって風向を自記させるものなどがある。矢羽根には垂直に取り付けた 2枚羽根のものと 1枚羽根のものがあり,全体の重心が支柱の上になるようにつくってある。日本では当初,風向は風信器で,風速はロビンソン風速計で,風速計がない場合には目視で,それぞれ観測が行なわれていたが,気象観測法が制定された 1886(明治19)年から風向観測には風信器が,風速観測にはロビンソン風速計が,それぞれ使われるようになった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ふうこう‐けい〔フウカウ‐〕【風向計】

風向を測定する器械。水平面内で自由に回転する矢羽根を方位盤に取り付けたものなどがある。風信器。風見(かざみ)。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

風向計【ふうこうけい】

風向を測定する器械。水平面内で回転自由の矢羽根を用い,風が吹くとき矢の向く方向で測るものが多い。羽根には2枚の金属板をある角度傾けてつけたものが多く,翼型のものも使われる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ふうこうけい【風向計 anemoscope】

風向を測定する器械。風向とは風の吹いてくる方向のことである。たとえば南から北に向かって吹く風は南風といわれる。ヨーロッパでは家の屋根に装飾的な風向計,すなわち風見(風見鶏)をつける風習があった。気象観測器としては最も簡単なもので,普通に使われている風向計の感部は,鉛直に支えられた回転軸に20度の開きをもった2枚羽根とその反対側につりあいを取るためのおもりを取り付けたものである。この回転軸の回転角は伝達装置を通して遠方に伝達されて風向を指示または自記することができるようになっている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ふうこうけい【風向計】

風向を測定する器械。普通、垂直軸に自由に回転する矢羽根を直角にとりつけたものを用いる。風見。風信器。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

風向計
ふうこうけい

風向を測定する器械。いろいろな形のものがあり、吹き流しや西洋の風見鶏(かざみどり)もその一種である。従来、水平に長い二枚の板をV形に取り付けた矢羽根型がよく用いられていた。板を垂直にした、すきまのある矢羽根もある。近年は、飛行機の垂直尾翼に似た形で、風速計を兼ねたものがよく使用されている。セルシンモーターやスライド抵抗を利用して、遠隔式の指示あるいは記録ができる。風速が毎秒2メートル程度にならないと、正しい風向が示されない。微風の場合には、棒の先などにつけた軽いテープ、あるいはとくに弱い風まで測定できるようにくふうした風向計を用いる。[篠原武次]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

風向計の関連キーワードモデナの大聖堂、トッレセント・エルモの火ヴェイン・シート気象観測器具風向風速計測風器測風機

今日のキーワード

アウフヘーベン

ヘーゲル弁証法の基本概念の一。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。止揚。揚棄。→アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ →弁証法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

風向計の関連情報