上大島町(読み)かみおおじまちよう

日本歴史地名大系 「上大島町」の解説

上大島町
かみおおじまちよう

[現在地名]江東区大島一丁目・猿江さるえ二丁目

小名木おなぎ川北岸の町屋深川上大島ふかがわかみおおじま町とも称した。町域は十間じつけん(現横十間川)東西に分れ、ほぼ小名木川沿岸ながら一部猿江町・下大島町と入組んでいる地域もある。おおむね西は猿江町、北は慈眼じげん寺・覚樹王かくじゆおう院・大島村、東は下大島町。文政町方書上によると、当初は大島村の内だったが、小名木川沿岸の百姓が明暦三年(一六五七)商売屋を始め、宝永年中(一七〇四―一一)に永代売買・家作免許となり、同三年から町奉行代官の両支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android