中釘(読み)ナカクギ

デジタル大辞泉 「中釘」の意味・読み・例文・類語

なか‐くぎ【中×釘】

茶室床の間の壁の中央に打ってある折れ釘型の金具花入れなどを掛ける。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中釘」の意味・読み・例文・類語

なか‐くぎ【中釘】

  1. 〘 名詞 〙 茶室の床の間の壁の中央に突き出してある折釘。花入れ・垂撥(すいばち)扇掛などをかけるもの。
    1. [初出の実例]「正面床の間、中釘(ナカクギ)へ梅と椿を活けし籠花活を掛け」(出典歌舞伎天衣紛上野初花河内山)(1881)六幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android