精選版 日本国語大辞典 「仮初にも」の意味・読み・例文・類語
かりそめ【仮初】 に も
① ほんの一時的にも。ちょっとでも。気まぐれでも。かりにも。
※百座法談(1110)六月二六日「此法花経は、ただ首題の名字ばかりを、かりそめにも耳にふれ、たはぶれにも口にとなふるに、其利益えずと申す事なし」
② 下に打消、反語などを伴ってその意味を強める。たとえかたときでも。冗談にも。決して。
③ 実質は十分にそなえていないかもしれないが、少なくとも、と強調する意を表わす。いやしくも。
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