佐々 三雄(読み)サッサ ミツオ

20世紀日本人名事典 「佐々 三雄」の解説

佐々 三雄
サッサ ミツオ

昭和期の小説家



生年
明治43(1910)年3月7日

没年
昭和22(1947)年2月24日

出生地
愛知県名古屋市東区千種町

学歴〔年〕
早稲田大学露文科〔昭和10年〕卒

経歴
在学中「早稲田文科」同人として「峰」「憂碑」を、「早稲田文学」に「孤独の計」「献身」などを発表。昭和13年5編の連作私小説を「献身」に収録出版。平野謙浅見淵、寺岡峰夫らが高く評価、その早世を惜しんだ。他に「昔の人に」「幼年の街」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々 三雄」の解説

佐々三雄 さっさ-みつお

1910-1947 昭和時代の小説家。
明治43年3月7日生まれ。早大在学中に「早稲田文科」同人となり,「峰」「憂碑」などを発表。のち「朱鳥」同人。昭和13年私小説「献身」で日中戦争初期の日常生活と心情をえがき,浅見淵(ふかし),平野謙(けん)らにみとめられた。昭和22年2月24日死去。38歳。愛知県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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