佐藤 敬之輔(読み)サトウ ケイノスケ

20世紀日本人名事典 「佐藤 敬之輔」の解説

佐藤 敬之輔
サトウ ケイノスケ

昭和期のデザイナー



生年
明治45(1912)年1月4日

没年
昭和54(1979)年9月15日

出生地
神奈川県

学歴〔年〕
東京帝大動物学科〔昭和10年〕中退

経歴
昭和15〜16年スタンダードバキューム石油、次いで旭石油に勤務。29年「英字デザイン」を出版し、佐藤デザイン研究所(のち佐藤タイポグラフィ研究所)を創立以後、日本冷蔵、本州製紙などの広告デザインを手がける。41〜51年アートレタリングスクールを開設。レタリング教育に大きな業績を残した。また、48年レタリング技術検定中央試験委員長を務めた。書き文字の形態を分類整理し、書体が視覚的、心理的にどのような効果を持つかなどの研究を行った。その他の著書に「英字システム」「ひらがな」「日本字デザイン」「タイポグラフィ」「漢字」など。作品に「リョービRM1000細明朝体」(54年)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤 敬之輔」の解説

佐藤敬之輔 さとう-けいのすけ

1912-1979 昭和時代後期のデザイナー。
明治45年1月4日生まれ。旭石油などに勤務後,昭和29年「英字デザイン」を出版し,佐藤デザイン研究所を設立。広告デザインに従事し,とくに文字デザインの研究をおこなった。昭和54年9月15日死去。67歳。神奈川県出身。東京帝大中退。著作ほかに「日本字デザイン」「漢字」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例