南八丁堀一丁目(読み)みなみはつちようぼりいつちようめ

日本歴史地名大系 「南八丁堀一丁目」の解説

南八丁堀一丁目
みなみはつちようぼりいつちようめ

[現在地名]中央区新富しんとみ一丁目

大富おおとみ町の東、八丁堀南岸に沿って東へ続く両側町、南八丁堀一―五丁目の西端にある。南は武家地。南八丁堀の名は八丁堀を挟んだ北岸の本八丁堀ほんはつちようぼりと区別するために南の字が冠された。寛永江戸図では八丁堀南岸に町屋が記されるものの町名はなく、寛文新板江戸絵図で南八丁堀一―五丁目がみえる。沿革図書によれば元禄年中(一六八八―一七〇四)までは南側のみの片側町。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android