原尻村(読み)はらじりむら

日本歴史地名大系 「原尻村」の解説

原尻村
はらじりむら

[現在地名]緒方町原尻

久土知くどち村の北西、緒方川東岸にある。緒方庄原尻名の遺称地。正保郷帳では田高二六七石余・畑高二二三石余、緒方郷に属した。寛文元年(一六六一)の村鑑(県立大分図書館蔵)によれば屋敷高一五石・反別一町五反、田高二八九石余・反別二四町一反、畑高二四〇石余・反別三一町六反余、頭百姓五三人、人数二八八、牛四三・馬四三、竹やぶ三反・木山二町五反で、真綿九二五匁余・漆一〇八匁余を上納村役人として千石庄屋左兵衛(異筆で「原尻ノ古庄家ノ人ナリ」とある)・地横目加兵衛・肝煎太郎左衛門・御倉方彦左衛門がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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