周佐村(読み)すさむら

日本歴史地名大系 「周佐村」の解説

周佐村
すさむら

[現在地名]柵原町周佐

吉井川左岸の段丘上に開けた村。南東連石れんじやく村、対岸大戸下だいとしも村。古くから舟運・陸路の交通の要衝であった。正保郷帳に村名がみえ、田一七六石・畑八二石余。元禄二年(一六八九)の差出控(弓斎収集史料)では高三二一石余、林山四町六反余、家数三六(うち本百姓一二・名子家来一六、また信坂に本百姓三・名子家来五)。なお信坂のぶさこ連石村へ通じる坂で人家もあり、「東作誌」では連石村の内。同書によれば毛付高二六五石余、家数五六、男一五七・女一一〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android