山蘭(読み)ヤマアララギ

デジタル大辞泉 「山蘭」の意味・読み・例文・類語

やま‐あららぎ【山×蘭】

コブシ古名
いもあれといるさの山の―手な取り触れそや」〈催馬楽・婦と我〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山蘭」の意味・読み・例文・類語

やま‐あららぎ【山蘭】

  1. 〘 名詞 〙 植物こぶし(辛夷)」の古名。
    1. [初出の実例]「五文山蘭五把直」(出典:正倉院文書‐(年月未詳)(762頃)一四日・売料綿并用度銭下帳)
    2. 「婦(いも)と我(あれ)と いるさの山の 也万安良々支(ヤマアララキ) 手な取り触れそや 貌(かほ)(まさ)るがにや」(出典:催馬楽(7C後‐8C)婦と我)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「山蘭」の解説

山蘭 (ヤマアララギ)

植物。ユリ科多年草,高山植物ギョウジャニンニク別称

山蘭 (ヤマラン)

植物。キク科の一年草,越年草,園芸植物シュンギクの別称

山阿良々支 (ヤマアララギ)

植物。辛夷の古名

山蘭 (ヤマアララギ)

植物。辛夷の古名

也万安良々支 (ヤマアララギ)

植物。辛夷の古名

也末阿良々歧 (ヤマアララギ)

植物。辛夷の古名

夜末阿良々木 (ヤマアララギ)

植物。辛夷の古名

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android