川北八幡神社(読み)かわぎたはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「川北八幡神社」の解説

川北八幡神社
かわぎたはちまんじんじや

[現在地名]庄原市川北町 宮迫

川北川西方の福円ふくえん山に鎮座祭神は応神天皇・仁徳天皇・神功皇后。旧村社。「芸藩通志」に「社伝に正中二年乙丑 山内通資此神を勧請する時、神輿三上郡川手村竹花と呼ぶ地に暫く逗る。因て其地の民、今に至て尚社を祭る。祭時には彼村より神用の器を献ず」とある。

じび庄の地頭山内氏は相模国山内やまのうち(現神奈川県鎌倉市)を本貫地とする源家譜代の家人で、荘内各地に一族を配して支配を固めるとともに精神的支柱として八幡宮を勧請し、荘内には八幡宮が二一社ある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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