愛着慈悲心(読み)アイジャクジヒシン

デジタル大辞泉 「愛着慈悲心」の意味・読み・例文・類語

あいじゃく‐じひしん〔アイヂヤク‐〕【愛着慈悲心】

仏語仏道の妨げとなる、愛着1から生じる慈悲の心。

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精選版 日本国語大辞典 「愛着慈悲心」の意味・読み・例文・類語

あいじゃく‐じひしんアイヂャク‥【愛着慈悲心】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。愛着の心から起こす仏道の妨げとなる慈悲心愛見大悲ともいう。
    1. [初出の実例]「されば愛着慈悲心は、達多が五逆に勝れ、方便の殺生は、菩薩の六度に優れりとか」(出典:大観本謡曲・熊坂(1514頃))

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